45歳までに5000万円でセミリタイアする方法

セミリタイア

早くリタイアして毎日自由に暮らしたい。会社員をやっていると誰でも一度は夢にみる早期リタイア生活。

今回は普通の人が45歳までに5000万円でセミリタイアする方法についてご紹介します。

1.本当に純資産1億円必要なのか?

早期リタイアの話題になると必ず出てくるのが純資産1億円です。

しかし、リタイアするのに本当に1億円も必要なのでしょうか?

目標が高いのは立派だけれど、ハードルを下げられる道があるなら模索しておいた方がモチベーションも保ちやすいです。

というわけで今回は完全なリタイアではなくアルバイトとか副業とかちょこっとだけ働きつつセミリタイアプランを考えてみます。

2.最低限の生活費を見積もってみる

まずは生活費について見積もってみます。

貯蓄しなくて良いのであれば実際の生活費だけで良いので以下のように月20万円くらいにおさまりそうです。

家賃 : 5万円 
光熱費: 1万円 
食費 : 6万円 
スマホ: 0.5万円 
その他: 5万円 
住民税: 0円 
所得税: 0円 
健保・年金: 2.6万円 

合計 : 20.1万円

住民税や所得税がゼロなのはなんで?

ちなみに住民税や所得税がゼロというのはカラクリがあります。

日本では年収に応じて税金の額が決定される仕組みになっています。

なので、資産を切り崩して生活している分には収入が発生しないので住民税も所得税もゼロになるのです。

また、アルバイトや副業で所得があっても所得税の給与所得控除や住民税が非課税になる水準の収入というのがあるのでそこを超えないようにすればこの部分の税金はかかりません。

ざっくりですが年収200万円くらいまでは非課税でやり過ごすことができます

年金と健康保険安すぎない?

こちらも収入に応じて増減するため、年収を抑えればこれくらいに抑えることも可能です。

国民年金の額は定額で1.6万円/月くらいです。

国民健康保険は月収8万円くらいに抑えておけば月6000円くらいに抑えることができます。

法人を設立して厚生年金まで入っちゃう裏技も!

なお、たくさん稼ぎたいけど社会保険料にはあんまりお金を払いたくないと言う人には法人を作っちゃう裏技もあります。

給料として払うと社会保険料を会社と個人で合わせて30%近く持っていかれるのでなるべく避けたいわけです。

そこで、給与として払う額は少なめにしておいて、その代わり自宅兼事務所に自宅兼事務所にすれば家賃・光熱費・スマホくらいは個人と会社と折半できて会社分は経費として落とすことが可能になります。

通常は国民健康保険15,742円、国民年金16,520円。

これを法人を設立して月の収入を標準報酬月額の最低レベル8.8万円以下に抑えることで月2.6万円くらいの支出に抑えることができるんですね。

あとは個人の貯蓄を取り崩す & 会社の貯金を取り崩す形でうまくコントロールすれば税金関係を最低限にすることが可能です。

このあたりを踏まえても、会社員である段階から副業は法人を設立して法人のお財布に蓄積しておくことが望ましいですね。

3.引退までにいくら必要か?

以上の計算から月20万円で生活できることが分かりました。

年間にすると240万円です。

これを元金5%で運用した利子だけでまかなう場合いくら必要かを考えてみます。

X(必要な資産額) × 年利5% = 240万円

X(必要な資産額) = 4800万円

(※実際は個人の場合は資産分離課税20%も考慮しないといけないけど割愛)

つまり、約5000万円の純資産を積み上げれば運用益だけで生きていけるのでセミリタイアが可能というわけです。

微妙に足りない分をアルバイトしたり、自分で副業したりする必要がありそうなのでリタイアではなくてセミタイアになります。

4.45歳までに5000万円の純資産を貯めるためるには?

前回シミュレーションした時と同様の方法で試算したのが以下の画像です。

1億円を目標にした場合は後半は月140万円稼ぐというめちゃくちゃ大変な試算でしたが、今回は10年目でも月50万円いかないのでかなり現実的です。

最初の4~5年だけ高い成長率が必要ですが、その後は年20%以下の成長でOKです。

死ぬ気でやればやってやれないことはないんじゃないかと思える内容になりました。

5.45歳までに絶対会社をやめたい!

できれば純資産1億円の状態で引退したいですが、5000万円でも副業の方で生活できる水準の収入があるのだとすれば会社をやめて独立することは可能です。

節約すれば働かなくても死ぬことはないので安全も確保されています。

5000万円ならまだなんとかなりそうな感じがするので、45歳までに絶対に成し遂げたいと思います!

(追記)3000万円プラン考えてみました!

短期間で5000万円だとなかなか大変なので、もっとゆっくり無理のないプランも考えてみました。

最低限の生活費を試算

かなり切り詰めた本当に最低限のバージョンも考えてみました。

もろもろ含めて合計10万円です。

家賃3万円は安すぎると思うかも知れませんが、単身世帯の場合は東京でも郊外だと意外とあります。

リタイアすれば都心に通勤することもないですし普段は郊外でのんびりして、遊ぶときだけたまに都心に出ると言うのが合理的です。

家賃 : 3.0万円 
光熱費: 0.9万円 
食費 : 3万円 
スマホ: 0.5万円 
その他: 1万円 
住民税: 0円 
所得税: 0円 
健保・年金: 2.6万円 

合計 : 10万円

必要な資金を再度試算

年間にすると120万円です。

これを元金5%で運用した利子だけでまかなう場合いくら必要かを計算します

X(必要な資産額) × 年利5% = 120万円

X(必要な資産額) = 2400万円

2400万円でも大丈夫なことが分かりました!

少しだけ余裕を持って3000万円でも十分セミリタイアできそうですね

どうやって3000万円貯める?

3000万円貯める方法の図

年間100万円ずつ貯金すれば30年で到達可能です!

30年も無理やと思うかも知れませんが、毎年5%で運用すれば19年で達成できます

さらに月に2~3万円、年間30万円副業で貯めれば16年で達成可能です。

どうでしょう?

普通の人でも頑張れば成し遂げられそうなことがわかるかと思います。

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